音楽を吸って生きているね

音楽を吸って生きているね

忙しい日々を過ごしていると、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなってしまったりしている。深呼吸しても細い息が肺の中をちょろっと流れるだけで、とかゆーてみたけど、深呼吸をした記憶もないかもしれない。

わたしは決まって、うたをうたうときに、これでもかというくらいの息を吸って気づく。あ、今日まで浅い呼吸で生きてたなって。水を得た魚みたいに、肺から元気が溢れて全身に染み渡っていく。このままうたうことがなかったらと思うとゾッとしたりもする。

頭の中もそうで、目の前のタスク、数字やデータばかり見ていると、効率とか正解とか、カクカクした頭の中になってしまう。この間、好きなアーティストのライブに行ってきて、のめり込んだときに脳みそが潤った感覚があった。大事で大事でたまらない感覚なのに平気で忘れる。言葉にできないほどの感覚だから、もう一度感じたいんだよなぁ。言葉にできちゃったら、言葉で覚えられちゃうもんね、とか思ったりして。

音楽を浴びて初めて目が覚める、そんな感覚がきっとあって、そしてやっぱり息が吸えるようになったなぁなんて気持ちになる。

みんな息が詰まったらライブにきてね。きっと深く息が吸えるよ。

ちょっと無理してでも息すると、ちょっと楽になるよ、ライブハウスはその空気をきっと守ってくれるとも思う。

そんなこと考えてましたここらへん